[CDアルバム] KODAMA AND THE DUB STATION BAND
かすかな きぼう
KODAMA AND THE DUB STATION BAND
track list:
1. 霧の中でSKA
2. CHORUS
3. SUNNY SIDE WALK
4. かすかな きぼう
5. 雑草 (weed)
6. STRAIGHT TO DUB
7. GYPSY CIGARETTE
8. NEW WORLD
9. 霧の中でSKA (Mute Version)
10. STRAIGHT TO DUB (Tez Dub Version)
CDアルバム
KURASHI-003
4995879 606926
P-vine
11/20/2020
2,727円+税
元ミュート・ビートのこだま和文率いるKODAMA AND THE DUB STATION BAND、活動休止期間を挟みつつも、本格始動14年目にして初のオリジナル・フル・アルバム!
こぼれ落ちるメランコリー。透徹したストイシズム。それでいて歓びに満ちあふれた、世界中のどこにも存在しない無二のサウンド……。どうか心して、だがしかし、肩の力を抜いて楽しんでほしい。
■長い沈黙を破り、2015年12月の吉祥寺スターパインズカフェにおけるワンマン・ライヴで突如の復活を遂げた、元ミュート・ビートのこだま和文率いるKODAMA AND THE DUB STATION BAND。その後、コンスタントにライヴを重ねてきた彼らがついにリリースする初のオリジナル・フル・アルバム『かすかな きぼう』。
■国内初のダブ・バンド、ミュート・ビートで日本の音楽ファンにダブの愉楽を伝えたトランペットのこだま和文を主柱に、キーボードのHAKASE-SUN(リトル・テンポ、OKI DUB AINU BAND等)、ドラムの森俊也(ドリームレッツ、Matt Sounds等)、ベースのコウチ(やっほー!バンド、Reggaelation IndependAnce等)、ギターのAKIHIRO(ドリームレッツ、川上つよしと彼のムードメイカーズ、Matt Sounds等)という日本のレゲエ界を代表する面々が紡ぎだす、スリリングきわまりないソリッドかつディープなサウンドが途方もなくすばらしい。そこに、2018年12月に新加入した現在20歳のARIWAが奏でるトロンボーンが涼風を吹き込み、温もりを与えている。
■アルバムは、こだまならではの哀感漂うメロディがクールなスカ・ナンバー「霧の中でSKA(」2ヴァージョン収録)で幕を開ける。故朝本浩文作のミュート・ビートの名作ロック・ステディ・チューンにコウチが歌詞を付け、ARIWAが凛とした歌声を響かせる「SUNNY SIDE WALK」は、文字通り、日なたの温もりを感じさせる本作の目玉曲のひとつ。メランコリックかつポジティヴな響きを湛えたこだまのトランペットが胸を打つタイトル・トラック「かすかな きぼう」。こだまがこのタイトルに込めた意味をかみしめつつ対峙したい。ヘヴィなダブを好む向きには「、STRAIGHT TO DUB」とそのダブ・ヴァージョンがある。とことんディープなダブの世界に思う存分、浸ってほしい。こだまのトランペットが哀切な「GYPSY CIGARETTE」は、AKIHIRO作のエキゾチックなナンバー。そして、ドボルザークの「新世界より」をダブ化した「NEW WORLD」まで、全10曲を収録。
■バンドとしてはもちろん、こだまのキャリアにおいてもきわめて重要な作品となるであろうマスターピースが誕生した。
★ライブ情報
12月20日(金)吉祥寺 スターパインズカフェ
■KODAMA AND THE DUB STATION BAND
2005-06年においてライブ活動と2枚のアルバム+1枚のアナログを残し、第1期KODAMA AND THE DUB STATION BANDは活動停止。長い沈黙の後、2015年12月、吉祥寺スターパインズカフェでのワンマンライブにて突如の復活を遂げる。新メンバーは、こだま和文(Tp / Vo)、HAKASE-SUN(Key)、森俊也(Dr)、コウチ(B)、AKIHIRO(G)。日本ダブのオリジネーターである、元MUTE BEAT・こだま和文を底辺から支えるメンバーは、各々、日本レゲエ界を代表する精鋭、実力者揃い。バンドの深いグルーブと、こだまの物哀しいトランペットのメロディーの融合は、他には見ないオンリーワンのものである。ゆっくりとしたペースでライブを重ね、2016年10月には渋谷クアトロライブが大入りに、そして、ソフィア・ローレンの名画『ひまわり』のカバー・チューンを自主レーベルの「KURASHI LABEL」からアナログで発売。2018年12月に19歳のTrombone&VocalのARIWAが加入、オリジナル新曲の多数発表など、バンドは新たな段階を迎え、進んでいる。