「この先も色々あんだろう それならその度に頑張ろう !
こけそうになっても踏ん張ろう そうやって俺は強くなろう」
あの ”もぐらの唄” を収録した“もぐらのアルバム “より4年
EXPRESSが待望の NEW ALBUM “MIDDLE”をリリース!!
あのジャパニーズレゲエの歴史に残る大名曲 “もぐらの唄”が収録された名作 “もぐらのアルバム”のリリースより4年の月日を経てEXPRESSがNEW ALBUM “MIDDLE”を引っさげて帰ってきた!
もぐらの唄の記録的ヒット以降、休むこともなく走り続けてきたEXPRESSの想いが込められた今作はMIDDLEと名付けられ、自身の路が途中である事!シーンでの自分の位置づけが中堅である事を表現していて、これからEXPRESSの進む先を示した決意表明的な作品。
共演にはMIGTY JAM ROCKよりTAKAFIN, 新鋭ラスタアーティストMASAZABURRO, トレンドセッター DIZZLE、盟友 鉄板ホルモンズ(ZOVE KING,MARSHALL)を迎えた楽しみな布陣。今作を聴けば”もぐらの唄”以降のEXPRESSの成長、そしてこれから先の彼への期待が感じられる!これが飾る事無く唄われたEXPRESSのメッセージだ!!
トラックリスト:
1. Yagayaga(Intro)
2. I Know
3. Ready Man Ready feat. MARSHALL and Zove King ( 鉄板ホルモンズ)
4. Watch Mi Ride feat. Takafin
5. We Like a Party
6. It’s Ok feat. Dizzle
7. My Girl Friend
8. I Just Wanna Get High
9. Sweet Girl feat. Masazaburro
10. Coca Cola Bottle
11. Life
12. Thank U Mama
13. I Can….
EXPRESS プロフィール
「この先も色々あんだろう / それならその度に頑張ろう / こけそうになっても踏ん張ろう / そうやって俺は強くなろう」
もしあなたが、“日本語のレゲエミュージック”というものに多少なりとも興味があったら、きっと何処かでこんなフレーズを耳にしたことがあるだろう……そう、あの大名曲『もぐらの唄』である。『もぐら』の神がかったバズにより、ジャパニーズ・レゲエの歴史にその名を刻んだ男『EXPRESS』は、00年代初頭、セレクターとして活動を始める。その後DeeJayに転向し、五人組アーティスト集団『55LEVEL』を結成。55 LEVELとしては日本を代表するレゲエ・フェス『HIGHEST MOUNTAIN』にも二度ほど出演するが、それはあくまで「クルーとしての結果」であり、元来大人しい性格であるEXPRESS本人が脚光を浴びることはほとんどなかった(当時のEXPRESSは本当にあまり目立たなかった。まるで「もぐら」のように)。そんな彼に転機が訪れたのが2011年。55 LEVEL解散後にソロ作として放たれたシングル『もぐらの唄』である。
DeeJayとしては地元大阪の先輩に当たるBack Yaadie(a.k.a. TAKAFIN)プロデュースにより制作されたこの作品は、大規模なプロモーションこそなかったがSNSで全国のレゲエ・ファンの間にあっという間に拡散され、日本中のサウンド(まじで日本中!)がDUBを録るという近年まれに見るBIG HITとなった。そしてそれはレゲエ・フィールドに留まらず、『もぐらの唄』は海を越え、2013年メジャーリーグのワールド・チャンピオンである、REDSOX・田沢純一投手の登場曲として使用されるという、誰もが想像すらしていなかったサプライズをも巻き起こす。ヤフーニュースにもなったので覚えている方も多数だと思われるが、田沢投手はEXPRESS本人とは一面識もなく、偶然曲を聴き歌詞に惹かれて選んだそうで…まさに楽曲そのものの持つ力が生んだ美談である。よく「石の上にも三年」と言うが、十年以上の長い歳月を、けして諦めずマイクを握り続けてきた男の努力が奇跡を起こしたのであった!筆者は数年前にEXPRESSのライブを生で観たことがあるが、有名フェスにも出演するようなアーティストも多数居る中、彼は全出演者中、誰よりも声量が大きく、誰よりリリックがよく聴きとれたことを鮮明に覚えている。その永いキャリアの中で、どれだけの数の“ゲンバ”を踏んできたのか、しみじみ実感させられるようなステージングであった。そう、『もぐら』のバズは、けして偶然なんかじゃない。! !彼も歌っているが、人間生きていれば「この先も色々あんだろう」。それは誰だってそう。僕だってそうだ。だがそんな時は、是非ともEXPRESSの歌に耳を傾けてみてほしい。きっと背中を押してくれる筈だ。あの、誰よりも通るガラ声が!【text:SOLO BANTON】